当クリニックは、膀胱炎、前立腺肥大症、過活動膀胱、尿路結石症、尿路悪性腫瘍など
泌尿器科全般の外来診療・検査や投薬を行い、詳細な検査や手術、入院が必要な場合は、
坂泌尿器科病院と連携をとって診療を行っております。

前立腺がんの検査は、血液検査、直腸診、画像診断の結果をうけて、前立腺の組織を採取し病理診断をする前立腺針生検をを行います。
クリニックでは、血液検査:PSAを行い基準値を超えていた場合に、札幌市の坂泌尿器科病院で精密検査を行います。

1.血液検査(PSA)※クリニックで検査
採血をして血液中のPSAという物質の量を測ることができます。 PSA(前立腺特異抗原)は前立腺から分泌(精液中に放出される)されている物質です。 正常な方の血液の中にもわずかに含まれていますが、前立腺に異常があると濃度が高くなります。 前立腺癌がある場合も鋭敏に数値が上がるため、癌をチェックする有効な指標として使われています。 PSA基準値は一般的に年齢を問わず1mL中に4.0ng以下であれば正常とされますが、次の表のような年齢階層別のPSA基準値を用いてもいます。

非常に有効な検査ですが、PSA値は前立腺癌以外の異常(前立腺肥大症、前立腺炎など)でも上昇するため、PSA値が高い方すべてに癌が発見されるわけではありません。また、PSAが正常値であっても癌が発見されることもあります。1回で判断ができない場合は、時間をおいて数回測定し、数値の変動を見る場合もあります。
2.超音波検査(エコー)※クリニックで検査
PSA検査や直腸診で異常を認めた場合、超音波検査で前立腺を観察することがあります。 さらに、肛門から専用の超音波プローベを入れて、前立腺の内部構造を詳細に観察し、 指で触れた硬いものが本当にがんなのかどうかを識別したり、前立腺のどこにがんがあるかを推定したり、前立腺の大きさを測ったりします。
3.画像診断(CT)※クリニックで検査
癌がどれくらい拡がっているか、転移がないかを調べるために、CTの画像検査を行います。 患者さんの状態に応じて、必要な検査を選んで行います。この検査結果によって、がんの進行度が分類されます。
4.画像診断(MRI)※坂泌尿器科病院で検査
癌がどれくらい拡がっているか、転移がないかを調べるために、MRIの画像検査を行います。 患者さんの状態に応じて、必要な検査を選んで行います。この検査結果によって、がんの進行度が分類されます。またMRIで前立腺がんの疑う部位がある場合は、 前立腺癌の検査をより正確にMRI融合前立腺針生検を推奨しております。
5.前立腺針生検 ※坂泌尿器科病院で1泊2日入院
前立腺に癌細胞があるかないか、細い針で前立腺の組織の一部を採って顕微鏡で調べます。 直腸から超音波検査の器具を入れて前立腺の位置を画像で確認しながら、必要な場所に針を刺して組織を採取します。 会陰部(肛門の手前)から針を刺す場合もあります。坂泌尿器科病院では、14~18か所から採取し検査をしています。 前立腺針生検の検査は、1泊2日の入院検査としており、麻酔を併用するため痛みはありません。 採取した組織を調べ、癌細胞が存在することが確認された場合に初めて、前立腺癌と診断されます。 前立腺癌の検査をより正確にMRI融合前立腺針生検 TRINITY 前立腺癌の確定診断は、前立腺針生検により、病変部の一部を採取し、顕微鏡の検査で癌細胞を確認します。 従来の前立腺針生検は、事前に検査していたMRIの画像を医師の頭でイメージしつつ超音波画像(エコー)を見ながら前立腺癌があると思われる約16カ所穿刺する方法でした。 ただ、MRI画像で前立腺癌を疑われても、針生検ではがんを発見できなかった場合があったと推測されます。 坂泌尿器科病院における針生検は、MRIの画像を超音波診断装置内に取り込むことにより、前立腺癌と疑わしい部位をエコーの画像上に映し出して、より正確に組織を採取することが可能となりました。
